こちらのお酒事情

 え? 私ですか? お酒飲みますよ。毎日。

 というわけで、なかなかお酒やめられません。まあ、やめる理由もないので、やめてないのですけれど、お酒がないと辛い大学院時代を乗り越えるのは無理だったのではないかと思う。酔っぱらってる間に大学院が終わったと言っても過言ではない。妻は妊娠中も授乳中もちょこちょこ酒を飲んでた悪い母親である。毎晩、妻と晩御飯のときにはお酒を飲んでその日の辛いことは忘れて…という生活だったので、こちらでももちろん飲んでる。こちらに来て最初はビールを飲んでた。とにかく安いし、どこでも売ってるし。日本食スーパーにはアサヒもキリンもある。

 ワインについては、引っ越し荷物の中にあるコルク抜きを待ってて、やっと届いたのでそこらの酒屋で買ってさっそく飲んでみた。保存にはバキュバンも必要だけれど、あれは妻が日本でワインを飲むので、妻と一緒にやってくることになっている。あの酒飲みが。カリフォルニアワインはあまり飲んだことがないので勝手がわからない。日本で飲んだことのあるイタリアワインをsnoothというサイトで検索してみると、けっこういろいろと売ってる。ドイツワインはあんまりない印象。妻が好きなKratos、Gini、Sanct Valentinあたりは確かに売ってる。NYのショップから宅配便で送料は12本で5000円もかかるのだけれど、一本あたりはそれぞれ安く、トータルでは楽天で買うより少し安かったので購入。しかし、今後は安めのカリフォルニアワインを開拓する必要がある。日本の品揃えの豊富さは大したものだと思う。

 で、私の好きなジントニック事情なのだけれど(こちら参照)、私のフェイバリット・ジンであるヴィクトリアン・ヴァットがネット通販でも売ってない。それどころか、google.comはおろか、google.ukですら検索してもヒットしない。日本の輸入販売元にメールで尋ねると、日本には優先的に仕入れさせてもらっており、米国で買えるかどうかは知らん、とのこと。ロンドンのジンなのにgoogle.ukでヒットせず、日本でしか買えないというのはどういうことだろう。

 トニックウォーターシュウェップス1Lが1.2ドルくらいでべらぼうに安いけど、一回で1Lも飲めるかちゅうねん。ライムは0.5ドルとやはり安い。ネットで買えるジンの種類はそんなに多くない。やはり日本は何でも売ってると感じた。ボンベイサファイアタンカレービーフィーターなどは日本と同じように売っているが、これらはあんまり飲むと気持ちが悪くなので嫌いなのだ。タンカレーのNo.10は酒屋で売っている。32ドルとちょっと高い。家には炊飯器もあって、好きなだけご飯が炊けるし、飲みたいお酒も手に入る。これでまあ、妻がこちらに来てから機嫌が悪くなっても、好きなワインでも飲ましといたらOKなので安心である。