引越し荷物キターヨ

 引越しの荷物が届いた。なんかもっとドッサリくるのかと思ったら大した事なかった。もっとガンガン送ったら良かったと思っている。掛け布団とか枕とか、なんならベッド本体も持って来たらよかった。こちらでそれなりにいいベッドを買おうと思うとお金がかかるし、日本で上等なベッドで寝ておられるみなさんは出来るだけ持って来たら良いのではないかと思う。会社から引越し代の出ない研究留学の皆さんももっと思い切って送ると良いとおもう。こちらでは家具が安い印象があるけれど、良い品はやっぱり絶対に高い。まー、安くて上等なものが手に入る事もあるんだろうけれど、それはそれで大変だし、なんかそういうの考えたり迷ったりするの面倒くさい人は、送るのも一つの選択枝だと思う。

 ベッドも選びに行って買ってくる段取りをつけるのはかなり面倒くさかった。なので往復の引越し代と相談して、なんでもかんでも送ると良いと思った。日本で良いソファーを使っていた人はソファーも送っちゃえば良いんじゃないでしょうか。これらの大物を混ぜると確かに見積もりでは高くなるんだけど、アメリカで安いの買えばいいやと思っていると、私の場合、日本の感覚が抜け切れなくて、どうしても予算オーバーのものに手を出したくなって、自分を縄で縛り付けたくなる。

 荷解きを業者さんに任せると40万という見積もりだったのだけれど、荷解きを自分でやるプランにして30万だった。なんだそりゃ。何も無い部屋で30個のダンボールを空けるだけなら私一人で出来る。しかも妻が値引きしてくれとしつこく電話して一割値引きしてもらった。ある程度は中の荷物を出してくれて、出来るだけ大きなダンボールはヤマトのおじさんに持って帰ってくれた。30分ちょっとで作業は終った。あとのこまごましたものは私がやるんだけれど、食器の詰まったダンボールは見ただけで頭が痛くなったので、そっとキッチンの奥に置いたままにした。大体、「あれどこやったん?」「知らんて!」みたいな喧嘩になるとこまるし。

 おそるおそる炊飯器をコンセントに差し込んでみると、おー! 動く! その足でミツワにお米を買いに行った。安いのと高いのがあって日本のはカリフォルニアの米の4倍くらいする。どっちを買うか迷ったけど、まあとりあえず「お買い得品」と書かれたものにした。お茶漬けのもととあじつけのりを買った。あーしまったおかずがないわ。また買いに行かないと。ご飯のことしか考えてなかった私。ていうか、ほんとに持ってきた炊飯器で炊けるのか不安でたまらない。