同僚のお宅にお邪魔した

 ラボにポスドク面接に来たスペイン人(おしゃれでハンサムな青年!)を歓待するために、ラボのメンバーでラホヤのダウンタウンにボスのお金で夕食を食べたあと、同年代のシンガポール人の同僚ポスドクを家まで送って行ったら、うちに寄って行ってよ、というのでお邪魔した。奥さんに悪いと思ったけれど、退屈しているそうなので、お言葉に甘えて、小一時間ほどお喋りした。どうせ奥さんが寝るのは夜中の3時くらいで、12時に夫が寝た後、スカイプシンガポールの友人に電話したり、ネットをダラダラ見てるらしい。起きるのは昼の2時なんだと。私の大学時代の生活みたい。訛りはあるけれどもシンガポールの人は英語を当たり前のように操っている。上手く喋らなければというプレッシャーがないので英語を話す良い練習になった。私の見た目が年齢より若いとしきりに驚かれたのでまんざらでもなかった。夫が来て2ヶ月後に奥さんはシンガポールから一人で犬と猫を抱えてやってきたんだと。子供はまだいない。犬の口の周りがやたら湿っており、なめられた私の服が少し臭くなってしまった。猫は部屋の隅でピクリとも動かなかった。帰ってきて家族が恋しくなったので妻に電話すると、インフルエンザ騒動でガラガラのUSJに行ってきたとのこと。ジョーズのアトラクションでジョーズがドラム缶の山にぶち当たって撒き散らすらしいんだけど、息子は「なおしてー、なおしてー」と騒ぎ、火が燃え上がると「あついー、あついー」と泣いたんだと。