ドラマ、フレンズ

 家族が一時帰国している間はなるべく普段できないことをしたい。というわけで、英語の訓練のために夜はアメリカのsitcomのDVDを見ることにした。ひと月前からちょっとずつ早起きして見ていたのだけれど、早起き自体ハードルが高いのでなかなか実現しなかった。

 ネットのどこかで良いと勧めらているの見たので、「フレンズ」というドラマのDVDを買った。First season (全24話くらい)がamazonで9ドルだった。何この安さ。

 家族がいる間、このDVDが見れなかった理由がもう一つある。ブラッド・ピットのファンの妻はジェニファー・アニストンが嫌いなのだ。2000年に二人が結婚したのを朝のニュースで聞いた日は、腰が抜けてしばらく動けなくなり仕事に遅刻したとのこと。何、その社会人としての自覚の無さ。

 英語はなかなか厳しいけれども、大まかな話の流れは理解できるし、基本的にコメディなので私は結構楽しめている。今日見た回では、ゲスト的な出演者として白髪が混じって無い頃のジョージ・クルーニーが出てきた。伊良部に似ている。94年に始まったという、微妙に古いドラマであって、私が大学に入ったばかりの何か当時の黒歴史的な甘酸っぱい色々なことを思い出して複雑な気分になる。

また独り暮らしに戻った

 息子はプレスクールが終わってからしばらくサマーキャンプに通っていたが、今日、キャンプ6週目の終わりの金曜日に妻と日本に帰っていった。LAXから羽田へ向かうANAの飛行機は深夜の1時過ぎに出発する。そんなわけで、9時にサンディエゴを出て、11時半にチェックインしたのを見届けて、1時半に帰ってきた。ものすごく眠い。眠いけどお酒飲んでる。LAXについた時点でちょっと疲れていたのでセキュリティーチェックの前でお別れする時に、「もうええからはよ行け。わしゃ眠たいねん」と促したが、「ハグしたろか?」と言われ、妻とハグした時には不覚にもちょっと嬉しかった。「パパにハグしなさい。チューもしてあげなさい」それに従う息子。お前らどんだけウキウキしとんねん! 私だって日本に帰って肉が食べたい! あーでも暑いのは嫌! サンディエゴ最高! 寂しいのでどんどん更新しようと思います。

なんか色々あった。

5月28日
 義理の妹とその4歳の息子が大阪からサンディエゴに遊びに来て、うちのアパートに2週間滞在した。正直子供が二人いると家の中はめちゃくちゃ。

6月4日
 アメリカ風に息子の誕生日パーティを開いた。プレスクールや近所の日本人の友達など子供が25人くらいと同じくらいの数の大人が来た。息子はプレゼントをたくさん貰って、ケーキのロウソクをアレして楽しんでいたが、両親はひたすら気を使って疲れた。

6月5日ー6日
 子供らはアナハイムのディズニーランドへ。私は仕事があるので日帰りした。

6月8日
 義理の妹家族が深夜便に乗って帰るというので、LAXまで送っていった。

6月11日
 弟からメールが来た。

○○(私)さん。
突然だけど今日、付き合ってる人と結納したよ。両方の両親も喜んでくれてます。
詳細はまたね。
○○(妻)さんにも宜しくお伝え下さい。
んじゃまた。
ヽ(・∀・)ノ

 突然すぎるやろ。それにしても良かった良かった。

6月13日
 Scripps Clinic の OB-GYN へ。妻が妊娠しているのがエコーで確認された。確かに何か動いていた。予定日は来年1月11日らしい。喜んだのだが不安も一杯。このころからつわりがしんどそう。

6月28日
 二回目の診察。特に問題なし。エコーして採血して帰った。

7月8日ー10日
 ヨセミテへ。片道7時間の運転だが、CA99はひたすらまっすぐの道なので大して疲れなかった。LA付近で多少ノロノロ運転を余儀なくされたが、後は空いてた。Tenaya Lodge はきれいなホテル。滝も見れたし大自然には度肝を抜かれたが、日中は暑くてちょっと大変だった。アメリカに来て始めての旅行。しばらく旅行はいい。

明日グループミーティング

 きょうは日曜日だけど、昼間は家族とCostcoに日用品の買い物に行ったあとで、明日のグループミーティングのスライドを作るためにラボに来ている。驚くほどにやる気が出ない。このラボでも全くの新参者では無くなったし、はっきり言って多少準備不足でもかまわないか、みたいな慣れがあってやばい。色々理由があって、明日昼の2時からだから朝スライド作ればいいし、喋る英語については丸暗記したり、よどみなくそれを喋るようにする練習は現実的に無理だから、スライドに書いておいてそれをさりげなく読むことにしたし、ポジティブなデータが出て無くても、ネガティブだろうがなんだろうがやるべき実験の結果なわけなので、もうあんまり悩まない事にした、など色々。それにしても全くやる気がおきない。でもまあ7時に近づくと、焦って20分ほど作業しただけで、妙な達成感で家に帰ってしまうのだろう。人間の頭の中は都合よく出来ていると本当に思う。

金銭感覚がおかしい

 来週が締め切りのフェローシップの申請をまた泣きながら書いてる。ちょうど家族がいなくて助かる。夜書けばいいか、みたいな全く弛んだ気持で昼間ぐずぐずしてしまって、今日も帰ってくるのが12時前だった。タイムマシンがあったらたった6時間でも過去に戻って、ふざけた自分を竹刀でぶったたいて説教したい。でもなあ、これは気分が乗るというか、考えがまとまらないと書けないんだよ。そうなんだよ。今気付いた。タイムマシン要らんわ。ごめん過去の自分。それにしても家族がいないとどんどん夜型にシフトしてしまって困る。

 ミツワ(日本食スーパー)にはスタンプサービスがあって20個押してもらうと40ドル分のお買いもの券をくれるシステムになってて、えーと、20ドル買うと1スタンプね。そんで、あと残すところ2スタンプなのであって、スタンプカードの期限が4月いっぱいだったので、妻に、月末までにきちんと買い物して、40ドル分ゲットするように言われてた。で、水曜日はダブルポイントデーなのであって、つまり、水曜に20ドルだけ買えばいい状況。

 今日、フェローシップ書きを中断して、夕方買い物に行ったんだけど、なんか計算間違いして30ドルという中途半端な買い物をしてしまった。あー、しまった。あと10ドル買って、もう2スタンプゲットするか(ダブルポイントデーというとっておきの日だからね!)、10ドル分、来週の買い物に回せばよかったって、激しく後悔したわけです。まあ、要らんもの買ったり、必要なもの買わなかったりするのは、本末転倒なんだけれども。で、失敗した、お金損した、とか気分が落ち込んだわけなのです。

 で、さっき、家に帰って、昨日の残りのワインを飲もうと思ったら、バキュバン(減圧して栓するヤツ)するのを忘れるどころか、冷蔵庫にもしまわずに台所に放置してしまっていたのを発見したのです。昨晩、酔ってそのまま歯磨きして寝てしまったらしい。もったいない。タイムマシンがあったら今度こそ、24時間前にさかのぼって、歯磨きする意識があるなら、バキュバンもできるやろ! と説教したい。やっぱり時と場合によってはタイムマシン居るわ。10ドルもしたのに! まあアメリカではかなりデイリーなワインが安いので10ドルっていうとわりと贅沢した部類に入るんです。ちょっと飲んでみると、いやーいけるかな、まあ割と飲めんことはないけれども、いや、だめだ、この飲みたい気分に、一日放置したワインはそぐわない。

 で、新しいワインを空けることにして、流しに捨ててしまって、ふと気付いた。さっき、スーパーで、買い物でスタンプがどうたらケチくさい事いっていたのに、なに、「飲みたい気分」を最優先してドボドボ流しにワインを捨てて、あっさり新しいのを空けるなんてもったいない事してるんだろう。というわけで、やっぱりバランスが難しい。そして酔っ払っています。

私のFacebookがアップをはじめたようです

 一昨日のこと。懐かしい大学の同級生からメールが来て、Facebook に同窓会のグループを作ったので、登録してね、との事。

 私はネットに実名で登録することなんてそんなバカな、という昭和一ケタの考えの持ち主なのであって、ずいぶん前に遊び半分で捨てアカでFacebookに偽名のアカウントを作ったまま忘れてしまい、一年ほど放置していた。時々、何かの勘違いで、東南アジアや南米の人が、友人のリクエストをしてくるのをメールで知るんだけど、そのたびに無視していた。ある日、割とプロフィール写真によると美しいっぽい女性からリクエストがあったので、もちろん全然知らない人だけれど、何となくOKして、それからはリクエストがあるたびに無節操にアクセプトしていたら15人くらいバーチャルな友達が増えた。むろん全員知らない異国の人達である。本当に知っている友人はたった一人。ずいぶん古くからのネットの友人につい最近リクエスト頂いたところなのであった。

 で、新参扱いされるくらいなら、(全然知らんけれども)友人がすで何人もいるこのこなれたアカウントを使ってやれ、というわけで、大胆に名前を実名に変えて、件の同級生にリクエストをかけて、晴れて同窓会グループの一員になれたわけである。大学の同級生はだいたい100人くらいであるが、たった一日で30人近くが登録し、ITってすごいよねー、みたいな再確認。

 で、面識の無い例の自然発生した友人については、時々アップロードされた写真を見て、世界にはいろんな人がいるけれど、家族とか友人とかコミュニティーのありかたは、割と普遍的なわけであって、もうなんか、そうそう、わかるわー僕たち人間だもんね、などと普通に楽しんでいる。

 まあ問題は、割と重宝していた捨てアカをFacebookに使ってしまったので、また、くだらない使用目的に新たに捨てアカを作らなくてはならない羽目に陥ったこと。捨てアカに惑わされる人、結構多いと思う。