今年もお世話になりました

 いやー、もう今年も終わるね。終わるよ、終わる。ついでに2000年代も終わりで、高校&大学時代が丸々入った90年代終わって寂しい、と感傷に浸った1999年の終わりが10年前。いやーもうあの頃には戻れないね。それにしても私の2000年代って何があったっけ…別になんかあっという間で感傷に浸る余地がない。しかも来年寅年で、年男。なんかえげつなく寂しい&切ない気分になってきた。それにちっとも時差ぼけが治らないよ。大学時代にもよく昼夜が逆転していた。だらしない学生の一人暮らしで、じわじわと起床時刻が遅くなっていって、夕方に起きだすようになり、ぼーっと一晩中テレビを見る。外が明るくなってくると、猛烈に眠たくなってきて、カーテンを閉めて、電気を消してベッドに入る。起きたらまた夕方の繰り返し。もう、これは本当につくづく空しい毎日だったよなあ、と思い出してみたんだけども、今がまさにその状態なのです。でもまあ、そうは言っても大学時代は夕方から友人に電話して飲みに行こうって誘ったり出来たし、夕方から梅田でコンパだよー、みたいな楽しいイベントがあったんだわ。あれは楽しかった。起きたばっかりだから驚くほど元気だし、肌もツヤツヤしてるし、ちょっとどうするよ? 何着ていくよ? みたいな異常なテンションで…ああ、あの頃に戻りたい気持ち。ところが現実として私は来年年男でこの10年で外見もバイタリティもガンガン劣化中…そんな事を思ってみたせいで、2000年代は私にとってとにかく劣化したんだなあと実感する10年となってしまった。その上その間に辛うじてゲットした戦利品の妻も子供も日本でエンジョイ中であって私のそばにおらずとにかく孤独なのだった。正月は一年で一番アットホームなイベントのひとつはずなのに、数時間でもうすぐ今年も終わってしまう。敢えて家族と行動を別にすることによって、年末年始をサイエンスに費やす決意をしたのだけれど、今の私にとってサイエンスなんてどうでもいい。まあそうは言っても、家にいるといよいよ頭がどうにかなりそうになるので、夕方から元気を振り絞って誰もいないラボに出かけて頑張って普通に働いてみているんだけども、本来働く時間じゃない、と体が拒否しているのか、頭がボーっとして集中できない。あーマジで日本に帰りたい。そんなわけで、日本の皆さん、良いお年を!