ほのぼのレイフ

ナイロビの蜂」見たよ。

レイフ・ファインズはどうしようもない阿呆な旦那ジャスティン役でのんびり庭をいじりながら遠巻きに妻を眺めていたらある日妻が死んだよーって話でした。サスペンス色が前面に押し出されつつもしみじみと魅せたかったのはひとつの夫婦の愛の形だったと思う。製薬会社の巨悪を暴くエピソードはおまけ的に感じた。

テッサ(レイチェル・ワイズ)みたいなアグレッシヴな女性と結婚するとほんとに苦労しそうだよ。少なくとも私だったら妻の生活にもう少し首を突っ込んでると思う。「お前いつもどこ行ってんだ」「いつも一緒にいるクロンボは誰だよ」「悩みがあるんならはっきり言えよ」とか。

そういう夫婦間で衝突が生まれそうな疑問がつもってきたところで事件が起きるわけなんだけど、妻の死後に今さらのように謎解きを始める夫の姿。見守る私達。挙句の果てには夫も自ら妻のそばに行くことを選びました。うわー信じられない。

つうかテッサのようなメンタリティーと行動力を持つ女性には、こんな頭のネジが一本抜けたような男性がお似合いだったわけで二人が知り合った時点で不幸まっしぐらだったような気がする。でもジャスティンはそれでいいの。彼悪くない。アフリカの貧しさと病気と欧米のお金持ちが悪い。

夫婦で見るととても盛り上がりました!