目が痛くて病院にかかった話

 4月3日(日曜)La Jolla に昼ご飯を食べに行った時、少し前から目が痛いのでコンタクトを付けてなかったのだけれど、せっかく小奇麗なところに行くというのでメガネを止めてコンタクトを付けて行った。日差しが強く、サングラスは普段全くしないせいか両目ともすごい痛かった。

 4月5日(水曜)なんか右目が痛いし、見えにくい。視力が落ちた感じ。なんかやばい感じがしたので、眼科にかかりたくなり、UCSD 内の眼科専門のセンターに診察の予約を入れた。電話で英語を喋るのは極力避けていたのに、この時ばかりはカタコトで診察予約を入れることに成功。すごい成長してる。留学してる眼科の先生に電話してみると、ぶどう膜炎っていうやつもまれにあるらしい。

 4月8日(金曜)鏡で見ると黒目と白目の境目に白い斑点が見える。相変わらず痛い。ネットで病気を色々調べると角膜がびらんしてるとか潰瘍だとか。そういう時は細菌感染を起こしているらしい。それと怖いことにレアな感染症ではアカントアメーバっつう怖いやつもいるらしい。怖い。怖すぎでネットで夜中まで調べていたら、次の日、寝坊して髪の毛のカットの予約に遅れてしまう。

 4月11日(月曜)初めてアメリカで医療機関にかかる。ベトナム系の40代後半ぽい女性の先生。私の英語がカタコトなのでイライラしてるような対応をされてしまい凹む。日本の医者は3分診療だけど、アメリカの医師は丁寧に対応してくれるのではないかという幻想は早々に壊れた。これは私がバイト病院でノロノロしてる高齢の患者さんに気分の良くない時にとりそうになる(いやまあもちろん努力してます)対応じゃないか。で、結局、角膜にキズがあって感染があるから、抗生剤入りのステロイド点眼しとけコノ野郎、って帰された。そんなわけで小さい容器に入った目薬をもらった。そのうち足らなくなるというので処方箋ももらう。

 4月13日(水曜)処方箋を持って行ってCVSで目薬を買う。30ドルもしたぞ。

 4月14日(木曜)症状治まる。痛くない。やったー。

 4月18日(月曜)再診。症状はない。散瞳して検査。前に散瞳したのはいつや? って聞かれたので、今までしたことないっていうと、絶対したはずや、っていまいましそうに聞かれる。してないと思いますけど…ていうと、まあええわ、今日はしといたほうがええやろ、これから仕事か? 学校行くんか? とか言われて、仕事です、と答えるけれど、しかたないので、検査してくださいと言った。まあ、しゃあないわな、って顔してた。で、たぶん生れて初めて散瞳薬の点眼。確かにこれは不便やわ。で、結局、異常はないとのこと。でも右目が見えにくいのは変わらない、ただ視力が落ちたんじゃないのか、ということで、このメガネはいつ作ったんや? コンタクトはいつや? 10年前です、というと、そらあかんわ、みたいな顔された。次の予約は3カ月後。この大柄なアジア人の先生、私の記憶なかで、みるみる大阪のおばちゃんにトランスフォームしていく。

 というわけで、今度、メガネとコンタクトを新調しに行かなくはならないという試練が待ち構えている。