案の定、腰痛にちゅうい!

 昨日は整形外科の外来バイト。60過ぎの初老の男性を診察して処方箋を渡してお大事にしてください…と言いかけたところ、「これとは別にわき腹が痛いねん」とおっしゃる。えーまだ何かあるの…と思わず舌打ちしそうになりつつ(人間だもの!)、そこは患者さんあってのお仕事なので、慈愛に満ちた診療報酬0点のスマイルをたたえながら「そちらも診せてもらいましょうか?」と尋ねると「あーええねん」と恥かしそう。「理由はわかってんねん。あのボビーのやつ…」えー…ボビーはたぶんオロゴンの事で、正しくはたぶんビリーの事だと思うけども、例のブートキャンプをやってみたらしい。すごい健康やん…ちっとも興味がないのに「きつんでしょう?」などと話に乗ってみたけれど、まさかこんな老兵にも鞭を打っていたなんてビリーは大したメンターなのだと感心。一方で腰痛続出だそうですから、黒光りしてる人間の区別があんまりついてないお年寄りの皆さま方におかれましては自分が何をやっているのかもっと自覚的になったほうがよいと思うのです…(Dr.Pooh先生(Dr.と先生がかぶって腰痛が痛いみたいになってしまいました)のブログより)

 私は今の所体型の崩れなどは気にしていないし、運動などまっぴらごめんなのだけれど、友人は痩せるためにアブフレックスという腹筋を電気的に収縮させるという怪しいダイエット装置を身につけていた。外来中にも装着したところ、腹筋が思わぬ時に動くものだから、問診する際に「きょはどうされまし?」などと変な抑揚になってしまい、患者さんに不審げな顔をされたという。阿呆か…そして当然痩せなかった。その後、あるある大辞典というテレビ番組で紹介された味噌汁ダイエットなる珍妙な食生活を実践して見事10キロちかくの減量に成功したらしい。そもそも夜中に高カロリーのコンビニ弁当を食うのをやめ、朝から味噌汁を飲んだりしてしっかりご飯を食べるという、至極まっとうな食生活を送るというものだったので当然の結果だという。彼は例の納豆ダイエットも真面目にやったら痩せるはずだと擁護している。スリムになったのは良かったけれど、少し一般的でない性格が災いしてなかなか恋人が出来ない。セルジオロッシの靴を履いたり、ウブロの時計をつけたり、とたんにいけ好かないお洒落を始めたところが心配。どうでもいいけど早く結婚式に招待して欲しい。