あからさまにお金欲しいと言ってみるトライアル

 みなさんお元気?

 私の方は母子ともに元気…というか、私は子供でも妊婦でもないので実際のところは良くわかりませんが、一応そんな感じらしいです。「赤い汁が出たから陣痛カミングスーンなのかしら…」「まだちょっと早いんじゃ…」定期の診察に行くと「まだ赤ちゃんちっとも降りて来てねえよバーカ」と言われて虚脱したりといった、何となく落ち着かない状況の一週間。まあ、私何の役にも立ってないので多少心苦しいところ。

 で、先日は「産まれる前に、もう一度ミスチルの歌が聞きたいのー」という妻を連れてビクビクしながら大阪城ホールへ出かけたのですが、幸にも体の異常など無く、妻はどんなもんだと言わんばかりの顔。通常の妊婦さんはこんな事しない方がよいと思うわけなのですが、まあ、うちのブログは小さいので「許せないDQN妊婦! 担ぎこまれた産科医の苦労を知れ!」などと炎上する事もないでしょう。妻はもう思い残すこともないようで、仏のようなツラをして家でゴロゴロ(マウスをゴロゴロさせながら高価な装飾品をモニターの前で物色)しています。

 つうか色々とお金かかるんだわー。双方の親に色々買ってもらうなど、それなりに甘えてはいるものの、マタニティー服とか、乳をポロリと放りだす式の授乳用ブラとか、お宮参りの着物とか、ベビーベッド、チャイルドシート…他にももっと大切な物についても言ってましたが、私の記憶にあるのはこんなもの。ビデオカメラとか要るのかなー? ものぐさ夫婦が子供の成長記録を几帳面に整理できるとはとても思えないんだけど…

 「最低限の生活できればバイトしたくないのー」なんて言っちゃったけど、お金は幾らあっても困らないのだった…なんて甘い私なのでしょう。こないだはバイト病院の患者さんが退院するときに、「先生、コーヒー代にでもして」って、いわゆる謝礼を下さった。めったにもらう事なんてないし、決して欲しいわけではないんだけれど、断わるのが苦手なのでこれまでは仕方なく頂いてたわけなのです。もちろん申し訳なく思いながら。まあ、でもこんな状況だったので本気で嬉しかったわー。誤解を恐れずに言っちゃうと、おらは今、銭コが欲しいんだよう…