明日弟が会いに来ます

 こんにちは。明日は整形外科関連の研修会があるらしく、弟が大阪にやってくる。私は大阪に出てきてもう14年になるのでずいぶんと弟とは離れて暮らしていることになる。考えてみると大阪でゆっくり会うなんて初めてのことじゃないだろうか。そういえば学生時代に弟が大阪の私の下宿に泊まりに来たけれども、それは私が旅行に行ってて不在の間、大阪に遊びに来るので部屋を貸して欲しいという依頼なのだった。私は彼女みたいな女性と泊まったんじゃないかとにらんでいるんだけれど、結局大阪で弟と会って飯を食ったこともない。

 私は弟が大好きだ。まあ二つしか年が変わらないので30過ぎたオッサンでヒゲとか生えてるけど、いくつになっても可愛いと思える。まあペロペロと顔を舐めまわすとたぶんちょっと嫌な顔をするだろうからそんな事しないけどやろうと思えばできるくらい好きだ。小学校のときまでは一緒に風呂に入っていたけども、途中から一緒に入ってくれなくなったときは少なからずショックだった記憶がある。それと弟に「サンタさんてお母さんなんだよ」って言われたときもショックだった。いや、まあ兄ちゃんもうすうす気付いてたけどさ…

 弟は今年から奴隷のようなど田舎の勤務医生活から開放されて大学に戻ったのでちょっと遠出する余裕ができたらしい。これまでは私が地元に帰っても忙しいから会えないとつれない返事で寂しい思いをしていた。私はしゃべる内容が相当とんちんかんな事があるので心を開いてお話できる友人が少ないのだけれども、弟は肉親だけあって根気良く私の与太話に付き合ってくれる。今でも私の事を「兄ちゃん」と呼ぶ。

 明日は我が家に泊まってもらって、私の妻の作ったご飯を食べて、もうすぐ生まれて三月になる息子にお前の叔父さんだよって紹介する予定。そして弟にはお前も早く結婚して家庭を築きなさいと兄貴ぶってみようと思う。まあ弟にとっては、私が人並みに結婚して親になったのがいまだに信じられないので確かめにくるらしいんだけど…


▲10年前の兄弟プリクラ。まあ、ちょっと吐き気を催されるかもしれませんが、こういう時代だったの…