いちおうひと段落しました

 「精子」などと書かれたふざけたカテゴリを読んでおられるそこの貴方。本当にごめんなさい…おかげさまで、今朝、私たちの子供が産まれました。股間の突起物アリマス。生後すぐの赤ちゃんの顔はどれも同じサルのように見えますが…変異など起こらず穏当に私たちに似てしまってブサイクで超不憫な予感。今の所ここのブサイクは私のせいだけど、ここのブサイクはアンタのせいだ、などとという責任の押し付け合いしか出来なくって、なかなか美点を見い出すのは難しいです。まあ今後顔も変わってくるらしいので期待するとしましょう。不本意にも胎便を食ってしまったらしくて、今NICUにいます。でもまあ2,3日様子見て出てくるらしい。のっけから本当に不憫な子だよ…

 それにしても赤ちゃんがあとどれくらいで出てくるかなんて予測不能ですわ…。妻が妊娠していると言うと、ヤングで艶やかなのから、シワシワでうす汚いのまで、バイト先の色んな看護師さんから、さんざん自らの安産自慢をされました。例えば「初産だったけど病院着いて○時間でツルッと産まれた」とかそうゆうの。よく考えたら自慢するような人々は概して厚かましいですし、人を押しのけてでも自分の話をしようとするタイプが多いので、所謂「声が大きい」人たちの華麗に出産をやってのけた体験談ばかりが私の頭に残っていた気がする。まあ、もともと自分に都合の良い情報しか頭に残さないパープリンの私も悪いのだけれど。

 その上、シワシワでうす汚いのは何度もしつこく同じ話をするわけで、それによって実は安産のたった一例の情報が幾重にもコピーされて私の頭の中に書き込まれたりするので、脳内は安産話であふれかえってくる。まさに洗脳。そんなわけなので、根拠のない楽観主義のもと、陣痛始まって数時間で出てくるかもと勝手に思い込んでいたのですが、超甘かった。結局、入院して丸々一日くらいかかったのですが、そんなに若くもないし、特に初産なのだから、当然もっと時間がかかる事も予想しておいたらよかったですわ…明け方には「もう生まれなくていいや…」と思うくらい挫けてしまった事をここに告白いたします。弱い人間だよ。それにひきかえ何倍も辛かったのは妻の方…月並みながらつくづく女性とは凄いものだと感じた次第です。

 そんなわけで、無事に終って本当に良かったです…