インターネットは役立たずだと思う

 こんばんは。にしおかすみこだよー。嘘。

 来月には、インターネットで知り合った古くて稀少なお友達が関西での学会出張ついでに私に会ってくださるそうで、まさに朋あり遠方より来る予定なのであって、亦喜ばしからずや的にエンジョイしようと思っている私なのですが、何食べに行こうかな…と思案中。二軒目にはバーみたいな所が近くにある地域が良いなーと思ったので、北新地でこじゃれたご飯が頂ける店をあたっていたわけです。

 ちょっと前に妻と時々食べに行ってたお店を思い出したので、ネットで連絡先を調べてみた。十分に美味しくて素敵なイタリア料理屋さんなんだけども、わりと空いてる事が多かった印象で、新地のど真ん中なので心配になったりしたお店でした。店の名前は「ラ チェーナ」と言うんだけども、「ごめんなさいね、いつも量が多くて…」と可愛いフロア係の女性が申し訳無さそうに言ってたのがすごく印象に残ってる。

 ところが、どうもお店無くなってるっぽい。インターネット上の情報としては、他人のブログなどに書かれてたり写真が掲載されたりと情報は残っているので、今まさに存在してる感がたっぷりで騙されがちなんだけど、どれも日付が2〜3年前のもの。お店の電話番号にかけてみたけど、「現在使われておりません」でした。結局、お店たたんじゃってるみたい。

 ふと、もうあの丸顔のシェフとフロアのお姉さんに、どうやっても会うことが出来ないんだと思ったら、別に今の今まで思い出す事なかったにもかかわらず、何となく切ない気分に…。「ラ チェーナ」と「移転」とかのキーワードでグーグル検索してみたけども情報は得られず。500キロ程離れた他府県の「ラ チェーナ」がヒットすると、違うお前じゃない…と余計切ない気分に。

 まあ、インターネットで調べてわかることには限界があるのは当たり前なんだけど、下らない情報が大量にある一方で、私が本当に知りたいことっていうのには、インターネットは答えてくれないのだなとあらためて実感した次第。何しろインターネットは初恋の人が今何してるかなんて教えてくれないし。