まだアメリカにいます。

いやー。まだアメリカにいるんです。もう丸8年。ヤバイ。去年と同じこと書いてる。42歳になっちゃった。ていうか、42歳といえばもうね、言い逃れできないくらい大した年齢なんだけれど、「なっちゃった」って書いていいのかな。もう、ブログとか何をしてるのかとか書くのも面倒くさい。なんせ42歳だからね。恥ずかしい。

何をしてるかというと、私こちらでレジデントを始めたんです。英語だとPから始まって、日本語だとBから始まる科の。研究は今はもうしてません。またできたらやりたいのですが、何せ研修医なのでしばらく暇がないと思います。研究留学する医者はかなりいるのですが、今となっては相当頭のおかしい経歴になってしまったので、見る人が見れば容易に身元が判明しそうな勢いなのですが、まあこんなブログだれも見てないでしょう。

研究者としてアメリカに残るためにはファカルティーポジションをゲットする必要があるのですが、それは相当困難です。なので途中であきらめて医者になることにしたんですが、いざこれからアホみたいに長くアメリカにいるということになると不安も一杯ですし、何だかもう帰りたい気分になってきてます。この間2週間ほど5年ぶりに日本に帰って教授に会ったのだけれど、まだまだ余裕で医局員として扱ってくれるそうで安堵している。何という素晴らしい教授であろうか。あと食べ物が美味しかったです。

とりあえず家族は夏休みだから日本にいるんだけど、今後上の子供も将来どっちの国で生きていくのか判断を迫られるような年齢になってきて、とりあえず、5年生までには日本に私以外の家族が一旦帰国するのがいいのかも、という方向にまとまりそうな雰囲気。長男はさっそく日本の進学塾に行かされて日本式の勉強をさせられているのだけど日本で生きて行くのならまあ必須なんだから仕方ない。父ちゃんも母ちゃんも通った道なのだよ。

英語がちょろっと喋れたってアメリカにいないとあんまり意味がないのではないかと思う。で、英語がちょろっと出来たらアメリカに行ったりして仕事の幅が広がる、なんていう意見もあるんだけど、アメリカで医者になるんだったら、絶対アメリカの医学部を出たほうが良いです。そのほうがもっと仕事の幅が広がる。そのためにはアメリカの大学を出なきゃいけないし、良い大学に入るには、せめて高校からアメリカにいたほうが有利だと思う。なので、アメリカで生きていきたいんだったらまあ、14才くらいでまたこっちに帰って来る必要がある。まだわかんないけど。結局、中途半端はどっちにしても良くないし、時機を逃すとヤバイ可能性がある、というのが私がぼんやりと考えていることです。

悩みが多いのですが、何か私も日本語の文章を書くのが不自由になっているような気がする。